2017年9月17日日曜日

乗鞍への道18(念願の乗鞍エコーラインとスカイラインの往復2000mUPの旅と扉峠経由美ヶ原への道)team tobira発足か?

Lauryn Hill 1998 The Miseducation of Lauryn Hill



奥さん「東京のねずみたちよ、松本の寒さをなめない方がいいぞ」

ども

東京のねずみことMTです

今回は東京の大ねずみことMYを連れて念願の乗鞍へ行ってきました

とうとうこの日が来た

ロードに乗り始めたときから、いつかは行ってみたいと思っていた道

もう5年も経つ

早いもんです

ジャンは松本自体初めてです

当初の予定としては16日に走る予定だったんですが

台風の影響がありそうなので、前倒しになりました

薄っすらとそんな感じになるかなーとかは思っていたんですけどね

なので、仕事をして帰ってきてから夜にMYに連絡し

睡眠もイマイチのまま、車を3時間運転し、そのまま乗鞍アタック

実にきつい

本来なら前泊して少し、標高の高い空気に身体を慣らしておきたかったんですが

仕方ないです

行きの車内で

ジャン「見て見て、ほら、やっぱり明日は朝の6時から雨だよ(携帯を見せようとする」

運転中です

ジャン「あのさ、どうしてもSDカードが見つからなくて、どこかコンビニ寄ってくれない?」

まさかの忘れ物

1年プランの記録が・・・

しかし、乗鞍手前10㎞くらいからコンビニはなく買えずじまい

ジャン「あと、水を・・・買いたい」

さっきのサービスエリアで買っておいてくれ!!!

駐車場は第3駐車場の少し先の第4休暇村駐車場を使用させて頂きました

乗鞍駐車場

トイレはかなり手前ですが、番所大滝駐車場を使用させてもらいました

ウォッシュレットも付いてるし、暖房もある

外観からは想像できなかったかなり綺麗なトイレです

そしてipodから流れるブルーハーブ

ジャン「ギスギスした曲になったw」

到着し、車から出るとかなり涼しい



これは、頂上はかなり寒いんだろうと気を引き締めます

ジャン「えらいところに来てしまったなぁ」

車体を組み始め、改めて軽量化をしてよかったと実感

ジャンのSL4は水ボトル2リットルということもあり、おそらく10㎏超え

自分はボトル1本なので8㎏台で収まっている

ジャン「なにこの軽さ、下手したらおれの2分の1じゃん」






松本と言えば、アルピコ交通!!!

やはり、漕ぎ出しから軽量化の恩恵を感じます

フレームはそこまで軽いわけじゃないんですけどかなり硬いため、パーツで軽くすると更に速度を感じる

背中を押される

フレームが軽くても硬くないと、自分の体重などでは意味がないんだろうな

そんな中ジャンは

ジャン「だめだ!ちょっと身体を軽くしたからって辛さは変わらないーー!!!」

ジャン「うわー!先に行ってくれぇー!」(1回目)

自分も最初から記録しているわけではないので、途中からなんて特に参考になるわけでもないので、共に登ります







自分「ちょっと、森本さんたちの速度を意識してみて。時速22km出して」

ジャン「どれくらいなんだろか(漕ぎ始める」

自分・ジャン「はええええ!!!!無理だ!!!!」



大体6%くらい

切り替えしも多いですが、気持ち良いです

路面もそこそこ綺麗なので摩擦を感じるストレスはありません

身体をほぐしながら3本滝へ



ゲートのおじさんから

おじさん「はーい、がんばってよー!上は寒いから上着大丈夫?」

と、優しい声をかけられ

自分・ジャン「持ってきました!ありがとうございます!」

と、返答してから本格的に登りが始まったことを実感

すると、こんなグレーチングが!!!


ちょっとでもホイールを横にしてしまったら、そのまま車体ごと叩きつけられてしまうんじゃないかと思いゾッとしました

これから先にもあるのかと気を付けながら登ります(結局この一箇所だけでした





途中、滝があったのでしばし休憩



ここから切り返しをこなしながら杉の林道を登ります








自分「今、思いついたんですけど、明日もし晴れたら美ヶ原・・・」

ジャン「おいおい、おかしいぞ。あー、明日雨になってくれ!!!昨日今日まで晴れてほしいとか言ってたのに、人間って本当に自分勝手だなw頼む!雨!!」



今こうして書いていてもまた登りたくなる気持ち




ジャンが靴の締め付けを調整しようとし、一旦止まりサドルバッグを開いた瞬間

トラブル発生

ガサガサ!!!ボトッ!!!

ジャン「あっ!!ジャケット落ちた!!!」

ジャンの風よけジャケットがガードレールを超えて下に落ちました

ここで都会の大ねずみは都会のITゴリラへ変身

クリートカバーも忘れたとのことで自分のを貸出し

ジャン「拾うまでの最短経路を計算して拾いに行く」

いやいや、その能力ここで発揮しないで普段のライン取りで発揮して下さいよ

自分「じゃあ、拾ったらこっちに投げてね。蜂に気をつけて」

ジャン「よし!!拾えた!!」

一苦労ですわ

自分「栄養は大丈夫ですか?」

ジャン「いや、明日万が一美ヶ原ってなったらヤバいから温存する」

さぁ、時間も無いので登ります

気温がグッと下がったのでアームカバーを再装着








結構登ってきました

標高は1600m付近

酸素も薄くなってきたのを感じます

位ヶ原山荘が見えてきました



山荘を超えてふと見上げると・・・


この道の先が見えます




ジャン「うわー!先に行ってくれぇー!」(2回目)





うねうねが良く見えます










サドルがずれてしまうから調整するというジャン

ジャン「うわー!先に行ってくれぇー!」(3回目)

自分「ゆっくり先行ってますよー」

いざ、森林限界へ




ジャン「あーーー!!!!もっと速くなりたいよーー!!!身体が重いよーーー!!!うわーーーー!!!!」

大声出せるって素晴らしいよね










この辺りで2000m近い

かなり酸素も薄い



何をしているかというと、録画カメラで風景を撮ってます(実際にはバッテリー切れで撮れていない







ミニベロで降りて来たご夫婦?らしき方に声をかけ写真を撮り合いました

ありがとうございました!

上まではバスに乗ってきたとのことだったので

下りのグレーチングの情報をお伝えしてお別れしました












この道は!!!!!

森本さんたちが最後のスプリント前で誰が最初に仕掛けるか凌ぎ合いをしている所だ!!!

独りで叫び感動

あの先がゴール


ゴール地点で海外のご夫婦から拍手と温かい言葉をかけて頂き向かい入れてもらいました

最後も感動

優しい世界だ

頂上のバスターミナルまで平坦路を走ります







なんとも言えない色の湖


もうちょっと身長がほしかったなー


到着

頂上は9度とのこと


2階のレストランで飛騨牛カレーを食べる

ジャンは豚汁定食






すると、急に離席するジャン

ジャン「ちょっとトイレ行ってきます(神妙な顔」

自分「100円するよー」

その後も合計4回ほどトイレ通いをするジャン

ジャン「ちょっと、お腹下した。冷えたかな」

ここで、東京の下痢大ねずみが出現

ロスタイム30分

到着したのが14時30分

宿のチェックinが17時予定だったので、電話をして18時に変更

いや、変更しても間に合わないだろうなというのはおおよそ予想はしてました

1階で乗鞍岳頂上証明書を購入(300円だったはず


後でMYから言われて思い出しましたが、MO氏が登ったときに購入したステッカーを買い忘れてしまった!!!!!

腹ごしらえをして外に出ると

さっきよりも極寒!!!!

ガサガサとジャンが証明書が入ったままのビニール袋を腹に差し込んでいる

自分「なにしてんの?」

ジャン「お腹が冷えないように少しでも保温をしようと思って」

自分「大丈夫ですか?裏やめて表下ります?」

ジャン「いやー、もう大丈夫でしょうー。いける」

自分「それ本当ですか?嘘ですか?東京のホラ吹き下痢大ねずみですか?」

ジャン「どんどんひどくなってないか?」


ジャケットを着てストレッチをして下ります

と、言ってもエコーラインを下って帰るのではなく・・・

逆側の岐阜側のスカイラインを下ります!!!

と、言うことは?

はい

スカイラインを登ってくるのです!!!

ブレーキクリアランスを調整(狭く)して下ります

本当に極寒のダウンヒル

指の感覚はなくなります






もうこれ何処に向かってるのかわからなくなる












かなりガスってる

雲の中ですね

突撃します









自分「ジャンさーーーーん!!!!アウターゾーンに入っているーーー!!」

ジャン「あはははははーーーーー!!!!!」

おかしくなってる

路面はエコーラインより断然綺麗

やっと気温が上がってきたかな?と思ったらスタート地点のゲートでした

さて、これを登るのかとジャンは

ジャン「あれかな?水に溶かす栄養剤の浸透圧でお腹下したのかも」

そんなことを話しながらブレーキクリアランスを調整(広める)して登る準備をしていると

ゲートのおじさん

おじさん「これから登るの?飛騨側のゲートは15時30分に閉めるんだよ。頂上ゲートは17時30分だからね」

時間は15時40分

なんとかお願いすると

おじさん「じゃあ、がんばって。1時間で登ってよ!」

アホか、無茶言うな

1時間で登れたら入賞だわ

渋峠のときもそうだったけど

厳しすぎるだろ

仕方ないのでお礼を言ってせっせと登り始めます

自分「あの人たち、もしかしたらこの登りのこと知らないんじゃないの?無理すぎる」

ジャン「派遣?とかで、実は都内の人だったりして」

途中で、おそらく3連休でロングをしようとしている荷物を積んだ青年を抜きます

ちょっと、左脚を引きずっていたようにも見えたのでちょっと心配でしたが

ジャン「うわー!先に行ってくれぇー!」(4回目)


この、20世紀少年のような看板

岐阜にゅうかわと書いてあります

中学のときに林間学校で丹生川村へ行ったことを思い出しました







スカイラインはエコーラインよりも傾斜がきつい

それなのに、景色がエコーラインより良くない・・・

乗鞍登るならエコーラインがベストかもしれません







時間は既に17時

この時間帯にロードを乗っている人は失格なのでしょう

しかし、夕焼けを見ることができました

夕焼け、雲海、山並みといった最高が揃った


最高純度の鼓動を打つ瞬間を得た気がしました

この景色は守らないといけない

今は大丈夫だ

山ってなんなんだろう

ずっとそこで待っていてくれているような錯覚

もっとOPENにならないといけないな

実は裏のスカイラインの登り始めから脚の裏の感覚がなくて

どうしようかなーと思っていたんですが

ジャンのひたむきな姿で踏み続けられました

普段、下を向きがちな人も、この景色を目の当たりにしたら下なんて向いてられなくなる

知らないうちに前向きに、上を向くように引っ張られている

すごいな

自分たちに触れて去っていく風が便りになって、誰かがまた登りに来てほしい

道は続いているんだな






途中、パトロールをして戻ってきたあのゲートのおじさんが

おじさん「上は17時30分で閉めるからねー。気を付けてー」

あと30分

まぁ、無理ですね

しかも、ゲートは脇を通っていいらしいのでそんなに焦ってはないです

なにより、この景色がすごくて浸っていたいのです


自分「ちょっと!!今の登り坂下ってもう1回登ってきて!!!早く!!急いで!!!」

ジャン「もう1回??ハァハァ!!鬼か!!!!」




直線の下りから、雲を背にして登ってくるジャン

ジャン「あ、またお腹の調子が・・・」

結局再度頂上に着いたのは17時40分

後でガーミンのデータで頂上の気温を見たら3度

ジャン「ト、トイレに行かせてくれ!!!」

極寒の頂上でジャンのトイレ待ちです

その後のエコーライン側のダウンヒルは体感温度は0℃以下だったんじゃないか

こんなに遅れるつもりはなかったので、ライトを所持しておらず

ジャンのライトも充電切れ

どんどん暗くなっていくので、お互いに携帯のライトを付けて握りながら下る

かろうじて色の違う路面を見分けて下る

寒い、暗い、神経を使って頭と目が痛い、ブレーキで手が痛い

これはもうかなりリスクとしては高い

準備は本当に大切です・・・

そんな中、宿から連絡

宿の人「あとどれくらいで到着されますでしょうか?(現在18時30分」

自分「すいません!今まだ乗鞍なんです!!食事は食べて行くので大丈夫です!」

宿の人「乗鞍ですか?あー、じゃあ全然まだ無理そうですね。わかりました。」

本当にすいません・・・

だからと行って焦ると事故を起こし兼ねないので

忘れてはいけないグレーチングをなんとか越え

ゲートをシクロクロスのように車体を持って越え

さて、駐車場は何処か?と下るも

ほとんど真っ暗で見分けが付かず

間違えて500mほど下ってしまった!!!

余分なプラス500UPを終え

結局獲得標高トータルが2268m

真っ暗の中ガタガタ震えながら車体を畳み

車に乗り込み暖房を付ける

文明の力・・・助かった

松本駅まで車を走らせ

ipodからそのままのブルーハーブを聴いていると

ジャン「始まりも終わりもギチギチした曲だったなw」

松本の若大将という中華料理店で夕食

すると奥さんから

奥さん「明日、美ヶ原登ってくればいいじゃん」

と連絡が入っていたことに気づく

同じ考えだったとは・・・

しかし、無理だ!!!!

そしてライト代わりに使っていたため携帯の充電も死亡

宿へ行き、駐車場の案内をされるも

自分たちのところへ誰かが停めている

フロントに連絡すると、より近い駐車場へ案内してくれた

最初からここにしてくれ・・・

入口でタバコを吸っているおじさんから「お疲れさーん」と声をかけられ

やっと終わりを迎えることを意識できた

温泉に入り、ジャンがいつもなら絶対に見逃さないコーヒー牛乳を買っていないんじゃないかと思い

買って持って行くと

ジャン「どこにあったの??自販機の横???全く目に入らなかった」

お疲れのご様子

携帯をいじりながら泥のように眠る東京の大ねずみ

明日の朝に温泉に浸かるか聞くと

ジャン「あー、そうだね」

と、返答されるも結局朝は動かず

一人で行ってきました

翌朝は山辺ワイナリーに寄ってから美ヶ原のロケハンです(車






と、言ってもビーナスラインは最後ちょこっと走るくらいで

扉峠というところがメイン

ここ・・・だめですね

松本駅から扉峠を走り、最後ビーナスラインに乗って美ヶ原と想定すると

距離は30㎞オーバーで獲得標高は2000m

大体10%の傾斜が10㎞近くあるかも(距離考えるとあざみラインと同等かも

乗鞍表裏をここなら片路で軽く超えられます(にっこり








美ヶ原のレストランで軽食を済まし

再度同じ道を下ります

自分「チーム名を決めるとしたら、扉がいいな。開けるも閉めるも自分次第ってことで」

ジャン「いいね。嫌なら閉めればいいんだ。」

team tobira

帰りに以前奥さんの家族から聞いて奥さんと行ったことのある、自分の中で秘湯としている桧の湯へ行くことを提案

ジャン「あ、バスタオル持ってきてない・・・」

仕方ないので美術館でタオルも探すもタオルマフラーしかない

思い出して車体の保護タオルを使用することを提案

結局は桧の湯で200円で売ってました・・・


宿泊施設はないです

浴場のみ

隣の離れで軽食も食べられます




内湯と外湯がありまして

お湯の温度もそこまで高くないので長いこと浸かれる

気付いたら2人で50分も浸かってました

シャワーのお湯も温泉なのが最高

地元の人が多く

畑仕事の話をよくされています

ここで、日ごろの仕事のスケジュール管理などについて話すと

ジャン「おいおい、乗鞍の次の日にMTくんの仕事クライムの話とか、身体と精神両方とも疲れるわw」

最後は行きたかった蕎麦屋の「おざわ」が閉まっていたので、奥さんにお勧めを聞き「こばやし」へ






馬刺しが美味い

なんか小さい頃に来たことがあるような感覚(もしかしたら本当に来ているかも

そんなこんなで結構充実したプランをこなせました

やはり、車体の軽量化はかなり効いてました

ペダルも7810から9000に戻してみて・・・

あ、カーボンでいいわ

と、思いました

別に剛性不足なんて感じるわけもなく、ダンシングもしやすい

ここから更に軽量化したらどうなるんだろうか!!!

ステムもダンシングの切れが増して最高に気持ちいい

気になっていたのはペダリングの左右バランス

トルク効率と、スムースかどうか

どうやら右脚が弱い

意識すると違和感があるのに進む

意識しないと違和感ないのに進まない

本当にバランスが悪いんでしょうね・・・

骨盤矯正かシムの入れ方を変更する余地があります

やっとの乗鞍

念願かなって本当にうれしい

これも、計画に付き合ってくれた家族、ジャンさんに感謝です

景色含めてトータルで考えると渋峠の方が自分は好きなような気がします

次回は大垂水峠ではなく、大弛峠へ行ってみたいですね

帰りの車内で

自分「あのジャンさんの腹下しは運動不足だったからかね?」

ジャン「もしかしたら、急に運動して体脂肪が溶けて、それが上手く消化されなかったから下したのか?」

自分「自分の体脂肪を溶かした脂で下痢するってなんだよw!!!」

ジャン「見て見て、18日は6時くらいから雨止むみたいだよ(携帯を見せようとする2回目」

運転中です(デジャブ

それでは、健康で安全に

扉を開けろ!!!!




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