2012年10月9日火曜日

富士スバルラインヒルクライム:MO

どうも。MOです。

またまた更新が遅れてました。


1カ月ほど前にはなってしまいましたが、今回は初の輪行で富士山スバルラインへヒルクライムに行ってきましたのでそのレポートです。


 そうそう富士山ヒルクライムと言えば当ブログ管理人、MYとMTは先日同じ富士山ヒルクライムをやってきてます。そちらのレポートも是非どうぞ。 


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 ところで今回はというと、MTとは予定があわなかったため、私MOとMYでのヒルクライムとなりました。出発前々日までは場所は決めておらず、ヒルクライムしたいねということで、関東では有名なヤビツや和田といったところも候補には挙がりましたが、
『せっかくなら長い方がいい、あんなに続く上り坂はそうそうないですから。日本一のあそこしかないよMOさん』とのやたらの富士山押しに押し負け今回のヒルクライムとなったわけです。



 そうそう前回MY氏はamandaでヒルクライムでしたが今回は彼の愛車のうちのS-WORKS:ターマックSL3での参戦です。 もちろん私はというともちろんドグマでの参戦です。



いつぞやかMY氏に『このバイクは前に進むという明確なピナレロ開発陣の力強い意図を感じる』と言わしめたその実力を感じることを願いました。





行くなら早く行った方がいいよ。とせかされるので早朝に都内を出発。





電車を乗り継ぎ河口湖駅に到着です。







 河口湖、快っ的ーっ!!!都内の悶々としたまとわりつくようなねっとりとした湿度が少ない!!!

これいけるかもって素直に感じましたね。 この日の富士山ですが、てっぺんに少し雲(これって傘雲でしたっけ?)はかかってましたが、やっぱりいつ見ても雄大なお姿です。5合目までとはいえ、今から自転車で登るのかと思うとワクワクやらドキドキやらでしたね。


 それでは自転車と装備も整えたところで出発です。MY氏から「スバルラインの料金所までも坂だからトータルだと30キロ上り坂です。」との前情報のとおりスバルラインへ向かう一般道ももちろん上り坂。







ただ決して苦しい勾配ではないので、スバルラインに入るまでの良いウォーミングアップになったかと思います。

そうこうすると





 スバルラインのトールゲートに到着です。
 この日はMY氏は前回の記録をなんとか打破したいとの熱意もあり、すかさずエネルギー補給してました。




必死で樹液を吸う夏の虫のようにチューチューしてます。



 ゲートをくぐって同時にスタートした瞬間、MY氏の逃げが決まり、ものの数十秒でだいたい100メートルほどの差ができました。おぉ気合い入ってるなと思った瞬間にいきなりこっちを振り返り








『あっ今日ダメです』っと。。。







オイオイオーーーーイ!!




さっきのチューチューは何だ?




めちゃめちゃチューチューしてたじゃん!!




補給食も『僕は今日ちょっと気合い入れなきゃなんで、カフェイン強めの方で行きます』とか言ってたじゃん!!!




スバルラインつくなり真っ先にチューチューしてたじゃん!!!!





まぁそんなハプニングもありましたが、MY氏の横を通り過ぎ、いつのも一人旅のはじまりです。自分はこの日のためにヒルクライムのイメトレをし、休むダンシングなるものを知ったため是非ともいかすべく自分のペースで前に進みます。

※ここから5合目到着まではヒルクライムゆえ写真はとれていません。すいません。


スバルラインの勾配としてはけしてきついものではないですが、この先20キロ以上の登りが続くことを考えるとまだまだ踏み込める脚はあるもののペース配分を見誤ると、とんでもないことになるので我慢でしたね。


まずは一合目までですが、スタートのゲートを通過してから依然として見えてきません。途中『一合目下駐車場』なるものを通り過ぎた時にあっもう少しと思ったのですが、そこからひたすら登ったところでようやく一合目でした。



スバルラインには100mごとにカウントダウンされる五合目までのマイルストーンのような、モグラがひょこっと顔をだしたような石が設置されているのでこれはかなりありがたかったですね。


もちろんサイコンは装着してますが、実際にカウントダウンされていく様子が確認できるのはペースの維持もできるし、なりより我慢の登りの中では、あとどれだけといった目標がわかりやすかったですね。


そうそう、せっかくイメトレした休むダンシングなるものもやってみました。ペダルへガツガツ負荷をかけるのではなく、上半身の力は適度に抜き、体重を生かして踏み込み、体幹はブラすことなく車体を左右にふっていきます。
これもっと早く習得しとくべきでしたね。使う筋肉が分散されるので、体も楽になるしそれより適度に車体を傾けるとなんかいい具合に車体がバネみたいになって前に進むんですね。ビヨーンってな感じで。
車体によってはその違いはあるかもしれませんが、これがいわゆるMY氏の言う『このバイクは前に進むという明確なピナレロ開発陣の力強い意図を感じる』ということなんでしょうか。


自分はヒルクライムでも基本はシッティングで登るタイプでしたが、この休むダンシングをおりまぜていかないと、とても25キロの登りはいけませんでしたね。大体半分ぐらい登るとぺダリングのパターンもつかめてきたのでシッティング、ダンシングを使い分けて、ギアチェンジも余裕があるときは適度に負荷がかかるようにしながら漕いでいきます。


途中ですれ違う一般の車の方やバスに乗っている方からは『えっマジで自転車で登ってんの?』的な眼差しは感じましたが、それも応援のうちと思いながらひたすら登っていくのでした。


大体10キロほど登ったあたりから妙に体が軽くなった感じがして思わず、後方で必死で登っているであろうMY氏に電話でもしてやろうかとの思いもよぎるくらいに余裕が出てきました。がしかし、今日は我慢のヒルクライムです。まだ半分もきていないので多少の余裕はのこしながら登り続けました。


残り10キロを切るとカウントダウンのマイルストーンも当然ながら一桁になるので俄然ペダルへの負荷も力が入ります。


四合目を過ぎ駐車場あたりから見える景色はもうすでに雲の上でした。このあたりではちょっと勾配が上がるだけで前に進まない感が強くなってきましたが、スバルラインヒルクライム経験者の方にはおなじみの平地区間がご褒美のようにあるため、タイム短縮のために姑息とは思いつつもここで一気にスプリントへ突入です。


チェーンリングをアウターにいれ、下ハン握りの、後方に重心をかけた攻めのダンシングで一気に加速です。一瞬40km/hにはなりましたが、落石ガードの洞門から勾配が上がり出し、それにともない情けないことに一気にペースダウン。
ゴール直前の観光バスが左右に並ぶ坂をのぼりながら徐々にみえてくる建物を目標に必死に登ります。


富士山五合目、到着!!



タイムは1時間45分


登りの序盤はともかく中盤の中だるみがあったせいもあってこのタイムかなと。まぁまぁ今回はじめてのスバルラインですからこれで良しとします。

到着してからは膝がガクガクしてもう無理っす的な想像してたんですけど、意外にもそんなこともなく、淡々と到着直後の写真をとり、水分補給と体が冷えないように汗を拭き拭きしてました。


そんな中、私服の青年から「自転車できたんっすか?」と声をかけられ


「あっハイ」と自分。


「朝セ○ン・イレ○ンにいましたよね」と青年。


「あっハイ」と自分。


「実は自分も登ってきたんっすよ。自転車で。」と青年。


「あっそうだったんですか。いやぁ初めてだったんでどんな感じかなぁとは思ってたんですけどね。そっちはどうでしたか?」と自分。


「自分もここは初めてだったんですけどね。1時間35分でした」と青年。


「あーそうっすか。俺1時間45分でした。早いっすね」と自分。


「あっどうも」と青年。



妙な仲間意識からか声をかけられましたが、後から思うと結局は『アイツよりは早かったのだろうか』という意識から声をかけられたのかと思いますが、その気持ちよくわかります。気になりますもん他の人の記録。
ただ今回は完全にお試しのヒルクライムだったので記録は参考値です。ここをボトムラインにして縮めていけばいいですから。気にしてません。

そうこうしてると10分程度遅れてMY氏の姿が徐々に見え始めオーイっと手を振ります。


MY氏も無事到着。


MY氏は1時間57分か58分で到着。



MY氏も到着したところで記念に一枚。






やたら腹が減ったので小腹を満たしたら防寒を整え下りです。






下りはその名の通り下りです。すいすいーっと下ります。


下りでは登りでそれほど楽しめなかった景色も楽しみながら下ります。








あっこれお気に入りの一枚です。



結構苦しんだ四合目あたりでも一枚




駐車場でとまって写真を撮ってましたが、そろそろ飽きてきたのでこれからのくだりは一気にトールゲートまで下りました。


もどってきました。



河口湖駅で再度腹を満たしたあと岐路につくのでした。




今回は天気にも恵まれ、MY氏のスタート直後の挫折以外は大きなトラブルもなく本格的なヒルクライムができたと思います。予定が合わなかったMT氏もそろった3人でまたチャレンジできたらと思います。


長々とお付き合いありがとうございました。

それではまた。


MO




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