ども
やっと行ってきました
去年あざみラインの前に、いっちょ行ってみっか!となってそのままになっていた有間峠へ
噂で結構やばいと聞いてましたが
それはあざみラインを登った(昇った)今ならば、たやすいことだろうと高をくくっていた!!
前日
ジャン「MTくん、僕は佐渡ヶ島に行くから、仮想佐渡ヶ島で行くよ。そう、輪行バッグとか詰め込んでね」
自分「あ、でも結構な登りらしいですけど大丈夫ですか?(頭が)」
ジャン「いや、それは大丈夫だろう~。頑丈な手組みで行くよ。」
自分「え?アールシスじゃなくていいんですか?」
ジャン「いやいや、アールシスはカーボンスポークだから輪行のとき怖いから使わないよ!」
自分「(あ、だめだこの人。明日、有間峠じゃなくて佐渡ヶ島に行くことになってる)あ、わかりました。じゃあ当日がんばりましょう」
という感じでかなりの電波障害ありまして
当日集合場所では意気揚々と大きなサドルバッグに手組みのホイールで、ここから何処かへ2日くらいかけて輪行するようないでたちのジャンさん(直視できない
ジャン「やぁ!どもども!おはよう。」
自分「あの、非常に言いづらいんですが。実際に佐渡島輪行って宿に荷物預けたら背負う必要はないんじゃ・・・」
ジャン「あ、フェリー降りたらロッカーに荷物預ければいいのかな・・・(雲行きがあやしくなった)」
ジャンさんの性格上、調子が悪いときはとりあえず思い付く物を積め込めば安心!というセーブが働く
自分「じゃあ、行きましょうか・・・。荷物大変だったら名栗のうどん屋に一時的に預かってもらいましょう・・・」
ジャン「あ、うん・・・・」
なんだよこのスタート!!!!!!!
とにかく、多摩サイを一路青梅方面へ走ります
久しぶりすぎたので知らなかったんですが、結構舗装されてたり、あのジャングルも切り開かれててかなり走りやすくなってるんですね
まだ、ちょっと工事中で砂利道があったり、迂回をしなくてはならない場所もありましたが、これは結構良いかも!
定番の昭島の水道で休憩
自分「まさかの、名栗のうどん屋引き返しパティーンありますか?言い訳探偵として」
ジャン「なんだよそれ!な、ないよ!!」
休憩をはさみ、次は青梅へ
そんなとき自分のサドルがカコカコ言い始めた
よく見るとかなりズレてる
何度も直しましたがイマイチ
dogmaのサドルは2本締めなので、アーレン以外にボルトレンチが必要
仕方ないので一旦アーレンをかなり緩めて、指でボルトを締められるだけ強く締めて対処しました
次は成木街道のコンビニで休憩
すると、かなり距離の近い方に声をかけられ
男性「これはドイツなの!?イタリアかー!何処まで行くの!?この荷物は1泊するの!?このチェーンは金なの!?」
ドバイの王子ならまだしも金のわけあるかい!重くなるし、柔らかいわ!!!!!
さて、自分たちは慣れ親しんだ成木街道を上ります
相変わらずダンプカーが多いので神経は使いますね
しばらくすると、ちょっとした河川敷を走れるようになり
だいたい4%くらいの斜度を走り続けます
ちょっときつめの登り手前で勢いよく「こんにちわー!!」
と、思いっきり踏み込んで追い抜かれたんですが
その人、ピストだった・・・
団子みたいな筋肉ダルマさん
そうこうしているうちに名栗湖手前を過ぎてました
休憩は2回かな?
名栗湖に登る道はだいたい8.5%~11%
2人とも肉うどんを注文
ジャン「おれの肉うどん、肉が3枚くらいしかないよ・・・」
自分「数年ぶりにアイスコーヒーにガムシロ入れます。このおれが!!」
かなり消耗してた
さて、本題は次に有間峠に行くかどうか
さぁ!その前に荷物はどうするのか?
ジャン「すいませーん、ちょっとこの荷物だけ少し預かってもらえませんか?」
店員さん「え?いいですけど、お客さん少なくなったら店閉めちゃうので、その辺に」
まぁ、預けますよね。
自分「あの、昨日聞いたアールシスっていうのは、佐渡ヶ島当日のことじゃなくて、今日のことだったんですけど、返答が不気味で怖かったんで流したんです。今日輪行ないし」
ジャン「やめろよ!その低い人への扱い!!!!」
そして自分たちは、初めての有間渓谷、湖周回コースへ
有間峠への分岐まではあっという間
ここで、有間峠クエストが始まったんだ
本来ならば右が有間峠への順路
しかし、自分らは前日まで「有間峠を引きずり回してやるわ!!!」とか言ってたので
山の神からそんなやつらにはまず逆の道を登らせるという試練が・・・
自分「こっちの道の方がこの地図的に太いからこっちじゃね?」
ジャン「なんかそんな感じだね!」
山の神「クエスト開始」
まず、そのちょっと登り始めの「この先行き止まり」の看板を見ていなかった
あれだね、ホラー漫画とかだったら山小屋出てきてヤバいのに襲われる展開
自分たち「あれ?なんだよ、まだ斜度8%くらいじゃん!結構みんな言い過ぎなんじゃないのぉ~これぇ~!」
しかし、すぐに斜度が13%~15%
(あ、これやばいやつだ・・・)
しきりに踏み込むも何処かで感じた感覚・・・あざみだ・・・!!!
路面がまたこれ悪い!!!杉の葉が滑る滑る!(それは行き止まりで手入れはしていないから)
まじか・・・
3㎞くらい登ったけど意味なし
有間峠の前に若干の和田峠を1本やってしまった・・・
もしかしたら、佐渡ヶ島用の輪行バッグが役に立つときがくるのか!!??
仕方ないので下山
そう、この間違いの道は途中に橋があって更に分岐してますが、おそらくそっちも行き止まりなハズ
最初の分岐に戻り、渓流釣りの釣り堀?の人に確認すると、有間峠は逆の方、しかもちょっと前までそっちも通行止めだったと
この若干の和田峠を登らないと、釣り堀の人が答えを出してくれないというクエストはクリア(やったね!
で、ここからですよ
ジャン「よく山を登る人が、決断をするのも勇気というけどどうする?」
自分「今からですよね?うーん、ギリですけど行きますか?」
偏りのある2人が揃うとこうなるのはわかっていた
なんと、ここから有間峠攻略開始
2人の残量はほぼ0
全長10㎞強で平均斜度が10%、約900m登る
都民の森が全長25kmくらいで、800m登る感じらしので、ざっとその半分以下の距離で同じ高さまで登るってことみたいですね
でも、まぁ行けるかな!とか思って登り始めたら
あ、これだめなやつだ(2回目)
前半と後半は違う意味での精神との闘いだな
思った通り、10%を切ることなんて本当に数回
ひたすら距離10㎞以上、標高800m以上登る
また、同じような切り返しが延々と続くんですよ(夜寝る前に目に焼き付いてた
そして、ガードレールに誰かが4.5㎞ってスプレーで書いてるもんだから
おいおいおい、ここから4.5km?冗談だろ!!って、メンタル崩壊寸前でしたよ(実際は4.5kmより長い
後半ちょっと下りがあって、もしかしたら峠を通り越してしまったのでは??と心配になったジャンさんが立ってたりもしてましたが、無事に登頂!!!!
なるほど、本当に有間峠は攻略という名が相応しい
都内からちょっと行ったところにこんなヤバいやつがいたとは・・・
正直、富士のスバルラインより全然辛い
今回、久しぶりに林道を走りたいと思って、それだけ楽しみにしてましたけど
さすがに、このレベルの林道は求めてなかった
軽い気持ちじゃだめだなって
① ヒッチハイクをして登る
② ヒッチハイクをして下る
この2択を考えながら登りました
そして自分たちはこれでやっと折り返しなんだなって(残り約70km
登頂はめちゃ寒かったですが、風景はすばらしかった
飯能の方まで見えるし、空気が違う
峠を下りますが、あざみラインと同じようにブレーキ握りすぎて手もしびれるし、首も痛いし
下りもたのしくねぇな!!!
そうだ
有間峠を登っている人のブログとかでパンクしているのを見かけますが
落石が割れて、かなり鋭い砂利がそこら辺に散らばっているのでマジで用意は重要です
うどん屋で荷物を受け取り、缶コーヒーを2本一瞬で飲み
17時10分過ぎに名栗を出発
道の駅?みたいのも閉まってるし、おみあげも買えず
とりあえず安全に帰ろうと思い、明るいうちに山は越えたかったので18時に成木街道の青梅駅手前に到着
結構急いだ
そこから多摩サイまでは明るい車道だったの比較的安全だったのですが、多摩サイでは街灯もないので真っ暗
足元もそうですけど、通行禁止とかでチェーンがかかってるんじゃないかとかかなり怖いですね
あと、ランニングする人もライトは持とうね!!!!
真っ暗なので、当たり前ですが速度も出せないのでかなり回復走に近いペース
帰りが遅くなってしまったことの申し訳なさ・・・
しかし、2人ともなんとか無事に帰宅できたのでよかった
有間峠・・・なかなかの強敵でした
興味ある方はぜひ
そうだ、自分は今回dogma65.1にC24カーボンラミネートのアルミで行きました
このdogmaの硬さとこのホイールのスポークの組み合わせは登りで優位かも
横の剛性が足りない印象も受けなかったなぁ
多少ウイップするのが好みなので乗り味はzondaに似てるかも?
キシリウムだったらしんでました
dogmaは本当に力をそのまま促進力に淀みなく変えてくれるんですね・・・695先生・・・僕もう戻れないかも・・・
また、自分は今回スプロケ28Tで登頂したんですが、かなりハムにきた・・・
absoluteBLACKの楕円はいい!!!
かなり硬くていい!!!
でも、今はバロックギアーにも目移りが・・・
あと、結構ポジションが窮屈で腰を立てたままの状態が辛かったので、ステムちょっと伸ばそうかな
身体はきつかったですが、かなり気分転換にはなりました
獲得標高は1900m
ジャンさん、Myfamily どうもありがとうです
それでは、健康で安全に
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